当院の治療方針
当院は、保存療法と手術療法を行っております。
保存療法では、服薬や注射、症状に応じてリハビリテーション(物理療法、運動療法)を行い、治療を進めていきます。保存療法によって改善がみられない場合は手術を行うこともあります。
手術をしなければ治らない例や、骨折などの外傷では手術によって治療期間が短くなる例もありますので、その場合は手術をお勧めします。
当院では、患者様が理解できるよう十分に説明した上で、治療方針を決めていきます。患者様にあった最良の治療を提供していきたいと思っております。
「整形外科専門医」とは
- 6年間大学医学部(医科大学)で、解剖学や病理学などの基礎医学と、
内科学や外科学などの臨床医学等、医学全般の教育を受けて卒業しています。 - 医師国家試験に合格して医師免許を持っています。
- 医師になった後、日本整形外科学会に入会して6年間の研修を受け、
専門医試験に合格しています。 - 「整形外科専門医」試験を受けるための資格は
学会が作成した研修ガイドラインに沿って、研修し、指導医から評価を受けていること、整形外科の全ての分野にわたる病気や外傷(ケガ)について、学会で定められた基準を満たした診断・治療に携わっており、整形外科関係の学会で発表したり、学術専門雑誌に論文として発表した経験のあること - 研修内容は
6年間に研修するガイドラインは、厚生労働省の定めた卒後研修目標に沿って、日本整形外科学会が作成したものです。ガイドラインには、医師・患者の信頼関係、患者の権利と医師の義務、チーム医療連携、医の倫理など、「期待される医師」となるために必要な項目が含まれており、「整形外科専門医」として必要な事項、救急医療に関する分野も研修するよう明記されています。 - 「整形外科専門医」試験は
知識と判断力を筆記試験で審査し、専門医として患者さんに適切に対応できる能力を面接試験で審査します。 - 「整形外科専門医」の資格を継続するためには
日本整形外科学会により定められた研修教育を受けて、最新の医学を理解し技術の研鑽を継続することを義務付けられています。
「整形外科専門医」は次のような方法で治療しています
- 薬や注射による治療
薬を処方したり、病気のある部位に直接注射をするなどして痛みを除きます。 - 理学療法
病気のある部位を温めたり、さまざまな刺激を加えたり、積極的に運動させることにより、治癒を促進させます。 - 内視鏡(関節鏡)を使用した手術
関節鏡を使うことにより手術による影響と傷を小さくし、早く元の生活に戻れるように努めています。 - 手術療法
上記の方法でよくならない場合は、患者さんとよく話し合ったうえで人工関節や、時には手術用顕微鏡などを用いて、安全で正確な手術を行うように努めています。 - 運動器リハビリテーション
ギプス、コルセットなどを用いて、手術に頼らない治療や、手術の後に早期に元の生活に戻れるようなリハビリテーション指導を行います。 - 日常生活指導
骨や関節など運動器の、日常生活における健康管理の方法についても指導します。
公益社団法人 日本整形外科学会
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